離乳食に木綿豆腐を食べさせても良いのは離乳食中期からとなります。絹ごし豆腐は離乳食初期から食べさせても大丈夫ですが、木綿豆腐は離乳食初期の赤ちゃんには少し硬いのでまだ発達していないカラダに負担となる為避けましょう。
消化も良く、良質なたんぱく質やビタミン群を取れる豆腐は離乳食の強い味方です!私もペーストに豆腐がゆにハンバーグと様々なレシピでお世話になりました。
そんな離乳食に使用する豆腐について、2児を育てた私の経験から「離乳食に木綿豆腐を食べさせて良いのはいつから?」「離乳食に入れる豆腐の選び方や保存の仕方とは?」「離乳食に使う豆腐の選び方や保存の仕方とは?」と言った内容をまとめてみました。
離乳食に木綿豆腐を食べさせて良いのはいつから?
結論を先に言うと絹ごし豆腐は離乳食初期から食べてもOKですが、木綿豆腐は離乳食中期からOKとなります。
絹ごし豆腐は舌触りがなめらかで、きめが細かくやわらかいのに対し、木綿豆腐は絹ごし豆腐よりも崩れしにくく、しっかりとした食感の豆腐です。
そのため、木綿豆腐は離乳食初期に赤ちゃんに食べさせるにはちょっと固すぎるということです。
離乳食初期はあくまでもすり潰して吞みこむ感じのものでないと、少し前までミルクや母乳だった赤ちゃんが抵抗を感じますし、喉を詰まらせる恐れもあります。
離乳食初期の豆腐は、やわらかい絹ごし豆腐、中期になれば栄養価高めの木綿豆腐をあげると良いでしょう。
離乳食木綿豆腐のおすすめ理由
- 消化が良いので、赤ちゃんに優しい
- 木綿豆腐は良質な植物性タンパク質が含まれている。
- ビタミンE、マグネシウム、カリウム、鉄分、カルシウムなどが豊富て栄養価が高い。
- 豆腐は味が淡白なので、食材に使いやすいので離乳食レシピの幅が広がる
木綿豆腐を食べさせる時に気を付ける事とは?
木綿豆腐を離乳食として与える際の注意点は下記のとおりです。
- 素材が大豆なのでアレルギーに注意。初めて食べさせるのは病院の開いている時間にしてください。
- 赤ちゃんのうちは抵抗力が弱いので、殺菌のために、火を通してから与えるようにしましょう。
- 豆腐の離乳食は使い切りにしましょう
- 絹豆腐より固さがありますので、最初は少しすり潰すことがおすすめ。
木綿豆腐を離乳食に使うなら下ごしらえすることがおすすめです。
木綿豆腐下ごしらえ方法
湯通しするか、電子レンジで加熱する方法があります。
湯通し:鍋に湯を沸かし、木綿豆腐を入れて数分茹でましょう。
電子レンジ:耐熱容器に豆腐を入れて、ラップをかけて電子レンジで加熱する。
注意事項として、電子レンジは食材を内側から温めるため、木綿豆腐の表面が熱くなっているか確認しておくことが必要です。
離乳食に使う豆腐の選び方や保存の仕方とは?
離乳食に豆腐を取り入れる際の選び方と気になる保存の仕方を紹介していきます。
離乳食の豆腐の選び方
豆腐を選ぶ上でより健康に良い選び方をするには下記3つが基本です。
- 国産大豆100%使用を選ぶ
- 天然にがりのものを選ぶ
- 消泡剤不使用と記載されているものを選ぶ
より添加物が少ないものを選ぶと言う考え方です。これは離乳食に限らず大人の食品でも言える事なので、家庭の食事に上記のような豆腐を選んでいくと良いでしょう。
離乳食豆腐保存の仕方
豆腐は冷凍すると水分が抜けますよね。色が変色して黄色っぽくなるのはともかく、食感が変わってしまうのです。豆腐自体の品質が悪くなるわけではないため冷凍することは可能だと言えます。
しかし、離乳食に関しては、食感が変わってしまうためそのまま食べるのは無理です。冷凍したものを、解凍する時におかゆに混ぜる、ハンバーグのタネにするというような使い方をするならOKです!
そして基本的にペーストした状態で冷凍保存することをお勧めします。
豆腐の冷蔵保存方法
- 豆腐の容器に入っている水を捨て、タッパーに豆腐を移し変える
- 水をひたひたにして、フタをしっかり閉めて冷蔵庫に入れる
このどちらかで冷蔵保存は可能です。しかし可能といってもなるべく早めに食べる事をお勧めします。
離乳食の豆腐の冷凍方法
1. 殺菌のために表面を湯通しする
2. 冷凍用保存袋などに入れて上から豆腐をつぶしてなるべくペーストに近い状態のものにする
3. 袋の表面を平らにして密閉し、1回量ずつすじ目をつけて冷凍庫へ保存します。
※加熱しすぎるとボソボソとした食感になってしまいます。豆腐の茹ですぎには注意しましょう。
冷凍期間の目安は1週間となります。冷凍してから1週間以内には使い切りましょう。
冷凍した日付や食材名を袋や容器にメモしておくのがポイントです!
豆腐を使った離乳食のおすすめレシピとは?
豆腐を使った離乳食のおすすめレシピを離乳食の時期に適したもので紹介していきます。
離乳食初期
初期の豆腐は絹ごし豆腐を使い、ペースト状にしましょう。
豆腐のペースト
材料と準備するもの
- 絹ごし豆腐
- 耐熱容器
- すりおろし機OR裏ごし器
①レンジでの作り方
1.耐熱容器に水少量と小さく切った豆腐を入れる。
2.電子レンジで1分加熱
3.水を切る
4.裏ごし器などで潰す
②茹でる作り方
1.鍋にお湯を沸かして豆腐を入れる
2.1分半ほど加熱
3.水を切る
4.裏ごし器などで潰す
豆腐のポタージュ
材料:豆腐、粉ミルク
作り方
1. 粉ミルクを表示の分量のお湯で溶かす。
2. 豆腐をなめらかにすりつぶし、1.を加える。
3. を電子レンジで30秒位加熱する。
4. をなめらかになるまで、よく混ぜ合わせる。
豆腐のおかゆ
材料:10倍粥大さじ3、茹でた絹豆腐小さじ1
作り方
1. 豆腐は湯通し(1分程度茹でる)してから水を切る。
2. 粒がなくなるまでなめらかにすり鉢(または裏ごし)ですり潰す。
3. 温めたお粥に乗せる
離乳食中期
離乳食中期から木綿豆腐を使ってみましょう!
ほうれん草の白和え
材料:ほうれん草15g、木綿豆腐30g
作り方
1.ほうれん草の葉15gをやわらかく茹でて、細かく刻む
2.木綿豆腐を30gを耐熱容器に入れて、ラップをして電子レンジで20秒ほど加熱する
3.木綿豆腐をなめらかにすりつぶす
4.豆腐に1ほうれん草を加えて混ぜ合わせる
かぼちゃの白和え
材料:かぼちゃ20g(粗く潰す)、豆腐30g(絹ごし)、水(レンジ加熱時に使用する水)大さじ1
作り方
1. 種、ワタ、皮を除いたかぼちゃを耐熱ボウルに水と入れ、ふんわりとラップをかけて電子レンジ(600w)で約30~50秒加熱し、熱いうちに粗く潰し、茹で汁で硬さを調整する。
2. 豆腐を耐熱ボウルに入れ、ふんわりとラップをかけて電子レンジ(600w)で約20秒加熱してから粗く潰す。
3. 1と2を合わせて皿に盛る。
ツナ・人参のしりしり
材料:ツナ缶(ノンオイルのもの)1缶約70g、にんじん1/2本、醤油少々、砂糖少々、高野豆腐(すり下ろして和える程度)適量、油小さじ1/2
作り方
1. 人参を短い千切りにしておく
2. 油でツナと人参を炒める
3. 調味料で味を調える
4. 人参に火が通ったらすり下ろした高野豆腐を一緒に炒めてできあがり
離乳食後期
離乳食後期は、初期・中期よりもだいぶ形があるものも食べられるようになってきます。
豆腐ツナハンバーグ
材料(約3食分):玉ねぎ30g、にんじん10g、木綿豆腐150g、ツナ缶(オイル・食塩不使用)缶の半分、パン粉20g、片栗粉大さじ1、サラダ油適量
作り方
1.玉ねぎとにんじんをみじん切りにする。
2.耐熱容器に玉ねぎと人参をいれて、ふわりとラップをかけて600wのレンジで約50秒加熱。
3.ビニール袋に材料を全部加えてよくもみ混ぜる。
4.ビニール袋の端に切れ込みを入れる(チューブを作る感じ)
5.フライパンにキッチンペーパーで薄くサラダ油を引き、ひとくち分ずつ生地を入れる。
6.ふたをして弱火で約3分加熱する。
7.ひっくり返してふたをして約3分加熱して完成。
さつまいもときな粉のおやき
材料:さつまいも1/2本(100g)、絹ごし豆1/6丁(50g)、きな粉小さじ1(2~3g)、片栗粉小さじ1(3g)
作り方
1. さつまいもを洗い、1.5cm幅の輪切りにして鍋に入れ、さつまいもが被るくらいの水を入れて加熱する。
2. が沸騰したら火を弱めて、竹串がすっと通る硬さになるまで5分程度茹でる。
3. さつまいもの皮をむき、なめらかになるまで潰す。
4. と絹ごし豆腐(水切り不要)、きな粉、片栗粉を混ぜ合わせる。
5. 食べやすい大きさに成形する。
6. フライパンにクッキングシートを敷いて弱火で両面に軽く焦げ目がつくまで加熱する。
豆腐と野菜の煮物
材料:かつおだし300cc、大根100g、人参70g、豆腐1/2丁、てん菜糖小さじ1/2、塩ひとつまみ、醤油小さじ1
作り方
1. 野菜を1cm角に切ります。
2. かつおだしをとり、野菜を煮ます。
3. 豆腐を水切りし、野菜と同じ大きさに切ります。
4. 野菜が柔らかくなったら、豆腐をいれて、煮ます。
5. 調味料をいれます。
6. 野菜と豆腐に味がしみたらOK
コメント