離乳食初期~完了期までの野菜や新しい食材を増やすタイミングやペースは以下の通りです。
- おかゆが食べられれるようになれば(始めて1週間前後)1日1種類1さじずつ始める
- 食べた量が少しでも、次の食材にうつるのはOK
- 回数は1日1回授乳タイムの一回を離乳食の時間にする
- できれば午前中に食べる(かかりつけ医の診療時間内)
- 離乳食の後、母乳やミルクを飲みたがるだけ飲ませる
- 毎日離乳食食べる前に、赤ちゃんの体調(肌やうんちの状態)をチェックする
- 赤ちゃんにとって体に負担の少ないものから徐々に与えていく
離乳食初期というのは、赤ちゃんのカラダに「食べる」ということを慣れさせることが目的です。
固形物(とはいえ液体に近いですが)を食べて、胃の中で消化するといったことを少しずつ慣れさせていくので、食べることを嫌がる場合などは母乳やミルクで補完してOKですよ!
気を付けてあげたい事はアレルギーです。どの食材は出て、どの食材はでないと言い切ることはできませんので、かならず病院がやっている平日の日中に1口から試すことをお勧めします!
この記事では、
- 離乳食初期の野菜や新しい食材の増やし方
- 離乳食中期の野菜や新しい食材の増やし方
- 離乳食後期・完了期の野菜や新しい食材の増やし方
といった内容を詳しく紹介しています。2児の子を育てた私が経験から分かりやすく解説してみたのでぜひ最後まで目を通してみてください。
離乳食初期の野菜や新しい食材の増やし方
離乳食初期は限られた食材で味付けなどを工夫して赤ちゃんにまず「食べる」と言うことに慣れてもらうのが初期段階です。
そんな中で赤ちゃんが「食べることになれて来たら」少しずつ新しい食材を増やしていくのですが、増やし方と注意したいことは下記のとおりです。
- おかゆが食べられれるようになれば(始めて1週間前後)1日1種類1さじずつ始める
- 食べた量が少しでも、次の食材にうつるのはOK
- 回数は1日1回授乳タイムの一回を離乳食の時間にする
- できれば午前中に食べる(かかりつけ医の診療時間内)
- 離乳食の後、母乳やミルクを飲みたがるだけ飲ませる
- 毎日離乳食食べる前に、赤ちゃんの体調(肌やうんちの状態)をチェックする
- 赤ちゃんにとって体に負担の少ないものから徐々に与えていく
離乳食初期はまず食に慣れる事ですので使える食材はかなり少な目です。
離乳食初期に使える野菜は下記の通り。
離乳食初期に使える野菜
離乳食初期の野菜の増やし方は「1日種類1さじずつ」から増やしてみてくださいね。
にんじん、大根、カブ、玉ねぎ、ほうれん草、かぼちゃ、小松菜、白菜、キャベツ、トマト、なす、冬瓜、ブロッコリー、カリフラワー
これらは、ビタミン・ミネラルを摂取できるためおすすめされているものです。
離乳食に増やしてあげる野菜を毎日変えることでいろいろな野菜を食べられるようになるので頑張ってトライしてみてくださいね。
とはいえ毎日、新しい食材を試すのも大変なのでママのペースで大丈夫ですよ。
離乳食初期の野菜の調理の仕方はほぼ「ペースト」です。
上記のにんじん、大根、カブ、玉ねぎ、ほうれん草、かぼちゃ、小松菜、白菜、キャベツ、トマト、なす、冬瓜、ブロッコリー、カリフラワーをペースト状にしていろんな味を赤ちゃんに知ってもらいましょう。
野菜のペーストの基本的な手順
- 皮、種がある食材はそれらを取り除く
- 野菜をやわらかくなるまで茹でるか、電子レンジで加熱
- 加熱した野菜を小さく刻む
- すり鉢で野菜をすりつぶす
- ゆで汁、白湯、だし汁のいずれかを少量ずつ加えながらなめらかにのばす
※ほうれん草、小松菜、白菜、キャベツなど葉物野菜は裏ごしをしてなめらかにする
離乳食初期のころのペーストの固さは、最初「ポタージュ」を意識した柔らかさにしてください。それに慣れたらヨーグルト状を経てマヨネーズ状という順で進めていってください。
この固さの移り変わりは、赤ちゃんのゴックン飲み込む様子をみて調整していきましょう。
野菜の種類別ペーストの作り方
根菜類(にんじん、大根、かぶ)
人参、大根、かぶなどの根菜類は、指でつまんでつぶれるくらいを目安にゆがきます。細かく切ってから少量の水をかけて500Wのレンジで2分ほど過熱でも構いません。(固さが残っていたら30秒ほど追加して様子を見てください)
ブレンダー、ミキサー、こし器を選んでペーストします。
根菜は裏ごししてもペーストになりきらないので、煮汁を加えながらペーストにしていくのが良いでしょう。
葉茎類(ほうれん草、小松菜、白菜、キャベツ、たまねぎ)
ほうれん草、小松菜、白菜、キャベツ、たまねぎなどの葉物で離乳食で気を付ける事は「繊維」があることです。
固さとしては、根菜と同様指でつまんでつぶれるくらいでOKです。沸騰したお湯で2~3分ほど湯がけば柔らかくなるかと思います。
ほうれん草はアクがあるのでレンジではなく湯がいてくださいね!
葉物類は水分が多いので少し濾しただけでペーストになりますので、こし器の上でスプーンですりつぶしましょう。
果菜類(ブロッコリー、カリフラワー、かぼちゃ、トマト、なす、冬瓜)
ブロッコリー、カリフラワー、かぼちゃ、トマト、ナス、冬瓜などは、いったん加熱するだけでも柔らかくなるものです。
それぞれ火に入れる前に小さく切って、少量のお湯で5分ほど煮たててください。煮た後にペーストにすることでなめらかになるでしょう。
次に、ペースト状にした野菜に合わせる「パンがゆ」にチャレンジしてみましょう。
上記野菜でパンがゆに使うとおいしそうなものは、ほうれんそう、かぼちゃ、小松菜、トマトでしょう。
パンがゆ手順
- おろし器で擦り下ろした野菜を入れる
- 食パンの耳を切り除く
- 食パンをすり下ろす
- 食パンと野菜のすり下ろしたものを混ぜる
- 和風だしと水を加え火にかける
- 沸騰したら火を弱めて3分煮込む
- 粗熱をとる
パンがゆにペースト状の野菜を混ぜてあげてくださいね。
離乳食初期の食材を増やす注意点
離乳食初期は、ミルクなど飲むものから食事に移行するので赤ちゃんも初めてのことで戸惑います。
初期の大事な留意点は、赤ちゃんが嫌がるなら与えないということです。もし食べる様子が嫌そうなら焦らず1ヵ月延期なども検討しましょう。
その他の注意点としては以下があります。
- アレルギー
- 食材の硬さ、形状
- 料理の温度
離乳食初期、野菜などは吸収出来ないらしく、じゃあどうしたらいいのか尋ねたらフリーズドライをオススメされた。
コスパかかるかもやけど、ミキサーで粉にしてお湯混ぜてするだけだからめっちゃ楽。
お子も吸収できるしでいいかなと。— のりと。 (@nanashi10urah) November 10, 2021
アレルギー
新しい食材を使う際は離乳食のどの時期でもアレルギーの事は念頭に置く必要があります。
万が一のアレルギーに備え、新しい食材を使う時は、かかりつけ医の開いている時間に食べさせるようにしましょう。
食材の硬さ、形状
野菜はそれぞれ硬さや形状がバラバラですよね?
噛む力などまだ未発達なので、呑み込んでのどに詰まるなどが起きないように、赤ちゃんの離乳食時期に合わせた固さ、大きさにしてあげる事が大事です。
料理の温度
離乳食時期通期を通して料理の温度は注意しましょう。
熱すぎるとやけどや好き嫌いに繋がります。食べる前に必ず温度を親が確かめるようにしてあげましょう。
離乳食中期の野菜や新しい食材の増やし方
離乳食を初めて2ヵ月ほど経った生後7〜8ヵ月頃から、中期のステップへ進めていきます
野菜類はトロトロに調理すれば大半の食材は使えるようになっています。
離乳食中期に使える野菜
離乳食初期の野菜にプラスしてピーマン、アスパラガス、いんげん、さやえんどうなどが使えます。
中期前半15g→中期後半20グラムと増やしていきましょう。
そして、離乳食初期の頃の増やし方を踏まえて下記の要領で新しい食材を増やしていきます。
離乳食中期の新しい食材の増やし方
- 午前と午後に離乳食2回食にしていく
- 正午頃にフルーツを少しあげる間食を与え3回食に備える
- 授乳タイムはキープしておく
- 野菜も、粗くつぶして、やわらかい粒々が入るようにコントロール
離乳食中期の食材を増やす注意点
離乳食中期の野菜の食材を増やす上での注意点は、繊維質のある野菜やにんにくなど刺激が強い野菜はまだ避けておきましょう。
未発達な消化器官にかなり負担をかけてしまうことになります。
嫌いな食材が出てきたら、調理法を工夫したり、他の食事に混ぜ込んでみたりと工夫していきましょう。
離乳食後期・完了期の野菜や新しい食材の増やし方
離乳食後期、完了期は、大人と一緒に食事をするための練習です。
とはいえ、時間的には最終の離乳食も最低19:00までには終わるようにしましょう。
離乳食後期・完了期に使える野菜
後期:ゴーヤ、もやし、セロリ、パセリ、しょうが、にんにく、しそ、バジル、ミント、パクチー※苦味のあるものなども取り入れられるようになります。
完了期:れんこん、生しいたけ、ごぼう、しめじ、えのきだけ、まいたけ、びわ、いちじく※筋のあるものも取り入れられるようになります。
野菜、果物の量としては、30~40gを目安にしていきましょう。
離乳食の回数も増えてくる離乳食後期の新しい食材の増やし方は下記の点を参考にしてください。
離乳食後期の新しい食材の増やし方
- 離乳食の回数は1日3回。3回食に慣れてきたら、大人の食事と同じ時間に与える
- 鉄分が不足するのでほうれん草などの緑黄色野菜等を積極的に取り入れる
- 離乳食後の母乳やミルクはまだ必要。欲しいだけあげてOK。
- しっかり歯ぐきでかむ練習ができるよう、完熟バナナくらいのかたさのもので噛む練習をする。
- 手で持って食べられるスティック状の野菜を取り入れていく。
離乳食後期・完了期の食材を増やす注意点
離乳食後期・完了期は食材を歯や歯茎でかみつぶす練習が大事です。そのため、食材が硬めになったり大きさも大きくなっています。
その食材を丸のみしないように気を付けてみておきましょう。
丸のみ自体が悪いことではないのですが、のどのつまりに気を付けることはもちろん、噛む練習をすることが大事です。
練習方法としては親が噛むという行為を目の前で見せてあげてお手本を見せてあげるのが有効です。
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