寝たままミルクを飲ませるのは積極的にやりましょうと言えることではないですが、コツやポイントを押さえて安全にすれば大丈夫です。
ただし、必ず親が見ている状態であげるようにしてください。
リスクとして、窒息や中耳炎の事例があるので、充分注意したうえでミルクをあげてくださいね。
この記事では、
- ぐっすり寝てるけどミルクは寝たまま飲ませても大丈夫?
- 今よりもっとミルクを上手に飲ませるポイント!
- ミルク作りの基本をおさらいしよう!
など紹介していきますので、寝たままミルクを飲ませるうえでのポイントや注意点など情報をGETしてください。
ぐっすり寝てるけどミルクは寝たまま飲ませても大丈夫?
寝かせている状態でミルクを飲ませるのは、やり方のコツやポイントを押さえれば大丈夫ですが、おすすめはしません。
赤ちゃんは、まだ喉の筋肉が未発達です。そのため、寝たままミルクを飲ませると窒息のリスクがあります。
もう一つのリスクは、ミルクが中耳に入り込み中耳炎を誘発してしまうという事例があります。まさに「ミルク性中耳炎」という風にネーミングされているほど実際に実例があるのです。
窒息と中耳炎に気を付けたうえで、寝かせてミルクを飲ませる時のコツを解説していきます。
どんな飲ませ方をする場合でも基本的なコツは同じなのです!このコツ通りに飲ませてあげれば、寝たまま飲ませることも可能ですよ。
ミルクを寝たまま飲ませるうえでのコツを解説します。
- 頭は少し高く、少し起こした状態にしておく
- 哺乳瓶は口に対してまっすぐに持つ
- 深く加えるようにする
上記3点を実施して、飲み終わりには必ずゲップをさせることと、飲ませている間は目を離さないことです。
頭を高くするのと、哺乳瓶を口に対してまっすぐにするのは、逆流や履き戻しをしないようにすることと、耳に流れて中耳炎になることの予防です。中耳炎になると、赤ちゃんは言葉で訴えられませんので、発熱や耳が痛くて号泣という風になります。
赤ちゃんが飲みやすい角度になるように作られている哺乳瓶も販売していますので、チェックしてみてください。
今よりもっとミルクを上手に飲ませるポイント!
赤ちゃんのミルクを上手に飲ませてあげて、快適なミルクの時間を過ごさせてあげたいですよね。
まずミルクを飲ませる姿勢として、首を支えるように腕でしっかり抱きます。そして子供の上半身を少し起こしめにしておくことで、子供も大人も楽な姿勢でいられます。
うちの子は、あまり吐き戻ししないんだけど
ミルク飲ませ方は基本的に
横抱き 授乳クッション
もうすぐ生後半年だけど
ピジョンスリムタイプ Yカット
母乳実感はまだSとM使ってます。あとゲップに関して
4ヶ月くらいからはそこまでゲップさせるぞとずっとポンポンしてません。一応情報共有です。
— いぐちまいこ (@B_G0D) December 23, 2020
そして必ず最後にゲップをさせてあげてください。
ミルクを飲む時には空気も一緒に飲み込んでいるので、充分にゲップをさせてあげてください。
姿勢が整ったうえで上手に飲ませるポイントは、以下の通りです。
- 哺乳瓶の乳首部分を締めすぎないこと
- 乳首部分をしっかり加えさせること
- 話しかけながら飲ませる
- 姿勢のキープ
哺乳瓶の乳首部分を締めすぎないこと
哺乳瓶の乳首部分が強く締められていると、赤ちゃんが吸ってもミルクが出ないことがあります。
ミルクを作って哺乳瓶に入れたら、哺乳瓶をさかさまにしてみて、ミルクを垂らせたらOKです。
ミルクが出やすい状態を作ってあげましょう。
乳首部分をしっかり加えさせること
哺乳瓶や乳首部分をしっかり加えさせるのがポイントです。
赤ちゃんの口を「あ」の口ほどに大き目に開き、しっかりと加えさせましょう。
乳首部分が赤ちゃんの唇で覆われるようにしておくと、赤ちゃんはスムーズに吸えるでしょう。
話しかけながら飲ませる
授乳の時は、話しかけながら飲ませるのが良いです。
ゆったりした雰囲気をつくり、優しく抱っこして赤ちゃんと目を合わせて笑顔で話しかけながら飲ませてあげましょう。
おいしいね、おなかいっぱいだね。などどんな言葉でもよいので優しい声でかたりかけてあげてください。
穏やかな気持ちでゆったり話しかけられると赤ちゃんも安心して飲めます。
飲み終わってもすぐに外したりせず、しばらく抱っこしてあげましょう。
姿勢のキープ
飲みながら赤ちゃんの頭が下がっていくと赤ちゃんは飲みづらいです。常に上体を起こして飲ませるのが良いでしょう。
また角度として赤ちゃんの姿勢がねじれないよう、まっすぐに抱いて飲ませて上げる状態をキープしてください。
縦抱っこでミルクを飲ませたいなら、赤ちゃんをママの太ももに座らせて、背中から手を回し首を支えます。
そしてママの乳頭部分または哺乳瓶の乳頭部分が赤ちゃんの鼻と同じ高さになるよう調整して抱っこします。
ミルク作りの基本をおさらいしよう!
ミルクの作り方をもう一度おさらいしてみましょう。
ミルクづくりで押さえておきたいポイント
ミルクを作るときに、必ず押さえておきたいポイントがあります。それは、清潔さと量です。
ミルクを作る前には、自分の手を清潔にすることと、哺乳瓶などの器具をしっかり消毒してから使用するようにしましょう。
量としては、必ず専用のスプーンを使用して確実な数値を測り与えましょう。ミルクは絶対作り置きや飲み残しを再度飲むのはNGです。
準備物
ミルクを作る上での準備物は以下の通りです。
- ミルク
- 哺乳瓶
- お湯ポット
- 計量スプーン
器具消毒
ミルクを作る前、飲んだ後に器具を必ず消毒させます。
消毒の方法は以下のようにいくつかありますので、参考にしてください。
レンジ消毒
電子レンジで器具を消毒できます。
その時には、市販の「電子レンジ専用の消毒容器」を使用することになります。
まず器具を手洗いしてから、電子レンジ用の器具に少し水を張ってレンジに入れて温めると、蒸気で消毒するという仕組みになっています。
煮沸消毒
煮沸で消毒する時は、大きい鍋にたっぷり水を入れます。水の量は哺乳瓶や器具類が隠れるほどにします。
水を沸騰させて、その後3分~5分ほど煮沸してください。
薬液消毒
大きめの容器に、専用の薬液で消毒液を作ります。
その消毒液に器具を浸して消毒をする方法があります。専用の薬液により浸す時間が違いますので説明書をチェックしてください。
付け置きしたあとは乾燥をしっかりさせましょう。
ミルク作り方基本
- 必要量のミルクをスプーンで擦りきり1杯、消毒した哺乳瓶に入れる
- 煮沸させて少しお湯を冷ます
- 出来上がり量の2/3入れる
- 乳首を付けて哺乳瓶をよく振って溶かす
- できあがり量までお湯または湯冷ましを加える
- 混ぜ合わせる
- 円を描くように哺乳瓶をゆっくりと振る※泡立たないよう溶かす
- 人肌程度の温度に冷ます※冷水に当てる
- ママの手首の内側にミルクをたらし、適温がチェックする
ミルクのQ&A
ミルクの作り方でよくある質問を紹介していきます。
溶かすときに、70℃以上のお湯じゃないとダメ?
必ず70度以上のお湯にしてください。理由は菌の撲滅です。
食中毒を引き起こすとされるサルモネラ菌が、ミルクの開封後に混入する可能性がありますので、70度以上のお湯で菌を死滅させましょう。
ミルクをつくる水はミネラルウォーターがいいの?
販売している製品で、国産のミルクに関しては、水道水を使用する前提で調整されています。
そのため、基本は水道水でOKです。
もしミネラルウォーターを使うなら、硬度60mg/L以下の軟水を使用するようにしましょう。
作って飲まなかったミルクは保存できる?
作った後常温の状態は1時間までで、それ以上時間が経過しているならミルクは捨ててください。なぜならミルクの中に細菌が繁殖しているので、赤ちゃんの健康状態に悪影響がある可能性がでてきます。
もし冷蔵したとしても2時間が限度です。
基本的には、赤ちゃんの健康のため、ミルクの保存という概念は無いと考える事をおすすすめします。
外出先の調乳
外出先でミルクを飲ませたい時に、家で調乳したものを持ち歩くのは絶対にNGです。
必ず外出先でも、飲ませる直前にミルクを作るようにしてください。
そういう人のために、大型の百貨店などは調乳室などもありますよ。
外出先での授乳をするなら、清潔にしてある哺乳瓶、器具とミルク、あとは保温用の水筒にお湯を入れて持参します。外出先に水があればよいですが、湯冷ましの水も必要です。
または外出用に、液体ミルクを準備するのも良いかもしれません。液体ミルクであれば、調乳する必要がなく、哺乳瓶に移し替えて飲ませられるので手間がかかりません。
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