結論から言うと、生後9ヶ月の赤ちゃんに食パンはそのまま食べさせても大丈夫です。
ただし、食べ方として、一口サイズにするなど、赤ちゃんが食べやすく、詰まらせないようにすることがポイントです。
9か月頃の赤ちゃんというと、「自分でしたい!」という欲が出てきているので、離乳食の時も、自分でつまんで食べて洋服や床が汚れることが日常茶飯事ではないでしょうか?
その点食パンだと汚れもあまりしないので、ママとしても食パンをあげられるとちょっと楽になったりします。
いままで、クタクタな食べ物をあげてきたけど、とうとう大人と同じ食べ物を少量からでも進められる段階に来た成長が嬉しいですね!
今回の記事では、
- 【離乳食後期】9ヶ月の赤ちゃんに食パンはそのままあげても大丈夫?
- 【離乳食後期】9ヶ月の赤ちゃんの食パンの食べさせ方
- 【離乳食後期】9ヶ月の赤ちゃんにあげるパンの選び方
を紹介していきますので、パンをあげていいか悩んでいたママ、ぜひパンを厳選したうえで赤ちゃんに合わせてパンを始めてみてください!
【離乳食後期】9ヶ月の赤ちゃんに食パンはそのままあげても大丈夫?
離乳食後期といえば、月齢にしてだいたい8.9か月ごろです。
月齢9ヶ月の赤ちゃんに食パンはそのままあげるのは大丈夫です。
まず、ここでいう食パンは、「耳以外のふわふわの部分だけ」ですので要注意です。
そして、食パンをあげるうえで条件があります。
- 赤ちゃんが今までの離乳食で「もぐもぐ」ができていること
- 赤ちゃんがもぐもぐした後に、飲み込めていること
- 歯の生えている具合と噛めるかどうかチェック、もしくは歯茎でつぶせるかどうかのチェック
- 食パンは一口サイズにすること
食べてもいいよ!と言っても、今までの離乳食の過程で「もぐもぐゴックン」ができていないとちょっと危険ですので、焦らず進捗を見ながらあげてください。
食べてもいいよ!と言っても、食パンをそのまま一枚渡すと、赤ちゃんは訳も分からず口の中に全部つっこみ、のどを詰まらせたり、窒息の危険があります。
この時期から固形のものを少しづつ与えられるので、それがうれしくてママもついつい張り切っちゃうのですが、何よりも大事なのは赤ちゃんに負担にならないことです。
目の前の赤ちゃんの準備がちゃんと整っているかチェックしてからあげましょう。
大きさが一番気になるところえすが、味付け面ではどうなのでしょうか?
離乳食後期の赤ちゃんはだいぶ消化器官が発達しています。塩分も少し受け付けるようになっていますよ。
味が付いているフランスパン系もふやかして柔らかくすれば食べてOKです。手軽に手に入るロールパンは、ちょっと脂肪分が多いのであげてはいけないわけではないですが、ちょっと量に配慮しましょう。
9ヶ月の月齢だと食べられる食パンの量は、約30~50g/1日なのですが、他のおかずなどと栄養のバランスを考える必要があります。
食パンだけで必要量を食べてしまうと、栄養が偏りますので、野菜、ヨーグルトなどの量を先に優先して、残りを食パンにするなどが良いかと思います。
量は栄養バランスと赤ちゃんの食欲に合わせてコントロールしてあげましょう。
一番気を付けたいのが「アレルギー」です。
食パンには一般的に、小麦、卵など、典型的なアレルギー成分が含まれています。
初めて食べさせてみる時は、行きつけのクリニック、小児科が開いている時にして、万が一の時に病院に行ける体制を整えておきましょう。
食パンに限らずですが、初めて食べる食材は、小さじ1杯の量からスタートさせるのも大事なポイントです。
【離乳食後期】9ヶ月の赤ちゃんの食パンの食べさせ方
9ヶ月の赤ちゃんの食パンの食べさせ方をレクチャーしていきますね。
ちなみにうちの子、10ヶ月くらいの時に食パンを食べたらものすごく気に入りまして、おかわりを欲しがる様子でした。
さらに、自分で持って食べてくれるので、親としても助かりましたし、自分で食べる練習にもなった記憶があります。
食べさせ方としては、最初は1㎝角にしてあげていました。
そして慣れてきたころに、スティック状にしてあげると喜んでいました。
次の段階で少しトーストにしてみたのですが、トーストはやはり少しだけ固めなので、食べられないというより嫌がりました。トーストだと1歳くらいでしょうか。
咀嚼はできていたのですが、好みではなかったようです(笑)
歯の生え方は個人差が大きいです。
食パンがあまり噛みきれなさそうなら、牛乳やスープでふやかして食べる事からスタートしても良いかもしれません。
赤ちゃんに合わせてタイミングを見て食パンの工夫をしてあげてください。
人気のレシピがあって、「スティックパン リンゴソース」です。これは共有されているのですが、大人気です。赤ちゃんが喜んで食べたという声が続出していました。
作り方は以下の通りです。
- 食パンの白い部分を5等分のスティック状に切る
- りんごの皮をむく
- りんごを細かくしてラップしてレンジで2分温め
- 柔らかくなったりんごをすりつぶす
- すりつぶしたりんごと大さじ2杯の水を鍋に入れる
- 鍋を弱火で2分煮る
- 鍋に水溶き片栗粉を入れてとろみをつける
- スティックパンをリンゴソースにつけて食べる
実はこれ、私も試したのですが、大人でも美味しい!私だけシナモンをプラスして食べていました(笑)
【離乳食後期】9ヶ月の赤ちゃんにあげるパンの選び方
赤ちゃんに食パンを食べさせるとなった時に、やはり安心安全なパンを選びたいですよね。
赤ちゃんがいないとき自分で食べる食パンは、スーパーなどですぐ購入できて、なるべくお安いもので・・と考えますが、赤ちゃんがいるとそれもちょっと心配になります。
離乳食はやはりママとして「成分」が気になるところです。
高いものだからよいというわけではなく、成分表をチェックして赤ちゃんになるべく良いものをあげましょう。
特に食パンにおいて気を付ける成分は「イーストフード」と「乳化剤」。
いわゆる「添加物」というものです。
イーストフード
イーストフードは添加物の王道です、イーストフードは少量であれば全く問題ないので大人が食べる分には大丈夫です。
赤ちゃんにもあげれないわけではないですが、赤ちゃんの体は未発達で繊細。添加物に対する反応が大きいので、できるなら避ける事をおすすめします。
乳化剤
乳化剤も添加物の一種で、油と水を混ぜたい時に使用されます。こちらもイーストフードと同様に、対象摂取しなければ問題はないのですが、赤ちゃんの体のことを考えると、入っていない方が安心だと言えるでしょう。
上記のように考えると、赤ちゃんに与えるパンは以下のような条件がそろっているのが理想です。
- 添加物が含まれていない、またはかなり少量
- アレルギーである卵、乳製品の量
- 国産小麦であること
- マーガリンの使用がないこと
- はちみつが使用されていないこと
- 塩分が少なめであること
- 脂質が少なめであること
赤ちゃんにあげるパンを選ぶときには、安全が保証され、安心してあげれるものを選びましょう。
そのためには購入前に必ず原材料のチェックをすることです。
原材料的にはアレルギー物質が無くても、製品への混入があるかもしれない時に、「注意喚起」の表示もありますので、併せてそこもチェックしてください。
できるだけ材料がシンプルなものを購入すると安心です。
そういうものは市販になかなか販売されていないため、ネット通販で購入するママも多いようです。
以下に離乳食に使うことで支持のある食パンを紹介します。
サラ秋田白神 白神ソフトフランス
離乳食のパンに結構使われている「白神ソフトフランス」。
卵、乳製品、油脂が不使用という嬉しいパンです。
油脂が不使用のパンはかなり珍しいとされているので、離乳食のパンに人気なのです。
また、素材も、北海道産の小麦、国産のさとうきび、塩、白神こだま酵母だけのシンプルな材料なので安心感が大きいのです。
pasco 超熟国産小麦
pascoの「超熟」は市販でも販売していることで良く知られています。
その中でも「超熟国産小麦」という種類があるのです。
超熟国産小麦は、国産の小麦粉使用で、乳化剤もイーストフードも使われていないため安心して離乳食に使えます。
ただし、安心感が大きい分値段も高いです。
店舗もどこのスーパーでも置いているわけでもないので探すのに苦労はするかもしれません。
フジパン 本仕込
フジパン本仕込も耳慣れている人が多いのではないでしょうか。
フジパンの本仕込は、なんと「砂糖、バター、塩が不使用」なんですよ!さらに乳化剤、イーストフードも不使用で国産!安心感抜群です。
含まれているものとして、食用油脂がありますので、離乳食なら後期くらいからならあげても大丈夫です。
そして食パン以外のパンで離乳食の時にあげられるものを紹介しておきます。
- ロールパン
- バケット
上記2つともOKですが、食パンと一緒で、バターなどの脂質量、卵、塩分などの量はチェックしましょう。
またバケットはちょっと固めなので、中身のふわふわの白い部分をあげるとよいですよ。
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