新生児の赤ちゃんのオムツは1日約10~12回ほど変えるのが適当でしょう。
とはいえ、決まっているわけではなく、オムツの汚れをチェックしたりしていれば結果的に10~12回になるのです。
でも初めての育児だと、指標がないとわからないですよね。そのため、だいたい目安として10~12回くらいだと思っておいてください。
回数が多いのは、オムツの消費になるくらいですが、回数が少ないのは、赤ちゃんの不快や皮膚の荒れに繋がりますので、少なくならないようにだけ気を付けてください。
今回の記事では、
- 新生児のオムツは1日どのくらい替える?替えすぎの目安は?
- 新生児のオムツを変えてあげるタイミングとは?
- 新生児のオムツ替えのポイント!
- オムツ替えの時に合わせてしてあげたいケアとは?
など紹介していきますので、新生児赤ちゃんのオムツ事情をチェックしてみてください。
新生児のオムツは1日どのくらい替える?替えすぎの目安は?
まず「新生児」というのは、生後28日未満の赤ちゃんのことを言います。
新生児のオムツは一日約10~12回の交換、時間にして2.3時間に一度を目安として替えると良いでしょう。
新生児は、だいたいおしっこは一日20回ほど、うんちは3回から8回ほどします。ただしどちらも量はそこまで多くないです。
うんちをしたら、1回でもオムツは変えた方が良いです。しかしおしっこは毎回替える必要はありません。そうなると、何回に1回替えるの?と心配になるなら、時間をチェックしてみて、前回交換した時間から2.3時間経過していれば交換しましょう。
現代のオムツは「おしっこサイン」が付いています。おしっこやうんちで色が変わるシステムです。気を付けたいのは、汗などでもサインが反応してしまうこともあります。
おしっこサインが一度出たら交換というのはオムツの消費が酷くなるので、おしっこサインはあくまでも目安としてチェックしておくと良いでしょう。
ただし、サインが出ている時に、高温多湿で暑くて蒸れている場合があります。この場合は、赤ちゃんは不快ですし、肌荒れに繋がるので交換してあげた方が良いです。
オムツかぶれを起こさないために、おしっこサインが出ていたら交換するという前に、オムツの中をチェックして、見た感じ、手触りで判断しましょう。
ちなみに私はこの「おしっこサイン」はおしっこをしたサインではなく、「オムツチェックサイン」という風に解釈していました。
新生児のオムツを変えてあげるタイミングとは?
新生児のオムツを変えて上げるタイミングって初めての子育てだと難しいですよね。
まず目安として前述した2.3時間に一度は交換するようにしましょう。
オムツの枚数でいえば一日に10枚から15枚必要となると考えてください。
2.3時間経過していない場合、時間は経過していても寝ている場合でオムツを変えるタイミングは「オムツが汚れた時」や「授乳前後」です。
うんちは毎回交換のタイミングです。おしっこは1回で変えなくて良いですが、2.3回で交換します。
例えば寝ている赤ちゃんは起こしてまでおむつ替えをする必要はありません。
それに、うんちやおしっこは、毎日同じ時間に同じ量をするわけではありませんよね?だから、その日の気温、生活リズム、体調などで変わります。
そうなるとなおさらタイミングが計りづらいので、授乳前にオムツをきれいにしてからミルクをあげる、授乳しておしっこやうんちが出たら取り換えるという風なタイミングでも良いでしょう。
ただし、ひとつ気を付けておく点は「季節」です。
夏の暑い日、梅雨の湿度が高い日は、赤ちゃんは汗をかきます。その汗でオムツかぶれに繋がる恐れもありますし、湿ったオムツで体が冷えてしまうこともあります。
季節柄、汗をかきやすい時は、通常より多めにチェック、交換してあげることをおすすめします。
新生児のオムツ替えのポイント!
新生児のオムツ替えの流れをひととおり説明します。
- オムツ濡れチェック
- 新しいオムツを広げる
- オムツを敷く
- 赤ちゃんのオムツを外す
- 赤ちゃんのお尻を拭く
- 汚れたオムツを引き抜く
- 新しいオムツを充てる
- ギャザーを整える
それぞれの項目の詳細を解説します。
オムツ濡れチェック
おむつを軽く広げる、開けるようにして、おしっこ、うんちが出ていないか確認します。
うんちなら交換、おしっこなら水分量や時間経過で交換するかしないか判断します。
新しいオムツを広げる・オムツを敷く
新しいオムツを取り出して、広げてギャザーを立てます。
汚れたオムツの下敷きになるよう、新しいオムツを下に敷きます。先に敷いておくことで、オムツを外すときにおしっこがでても床にこぼれません。
赤ちゃんのオムツを外す・赤ちゃんのお尻を拭く
赤ちゃんの汚れたオムツを外して、おしりふきで丁寧に拭きます。この時にしっかり細部まで清潔に拭き上げてあげましょう。
合わせて拭いた後そのまますぐに新しいオムツをすると、おしりふきの水分でかぶれるかもしれないので、ほんの少し乾燥する時間を取りましょう。
汚れたオムツを引き抜く・新しいオムツを充てる
お尻の奥に手を入れて、赤ちゃんのお尻を浮かせて、汚れたオムツだけ引き抜きます。
新しいオムツが充たっているので、前に来る部分を深く上げてテープを止めます。この時にしっかり止めすぎると赤ちゃんが苦しいので、指が一本入るくらいの隙間を空けてテープを止めてください。
ギャザーを整える
最後に、履いた状態でギャザーが股に沿っているかチェックをしてください。
ギャザーが内側に入ると漏れたり、赤ちゃんが不快になりますので外に出すようにしましょう。
おむつ替えをする時の3つの注意点
おむつ替えをするときの気がけておく注意点を3つ紹介します。
赤ちゃんの持ち上げ方
おむつ替えの時に、赤ちゃんの持ち上げ方を荒くすると、脱臼が起こることはよく耳にしませんか?
持ち上げ方として股関節を脱臼してしまうのは足首をもってお尻を上げた時です。普通にやりがちなので、危険です。
お尻を拭くとき、赤ちゃんのお尻を持ち上げる時は、足を軽くまとめ、赤ちゃんの腰くらいのところに手を入れて深く持ち上げるようにしましょう。
テープの止め方
おむつの左右のテープを止める時、ぴっちり止めすぎると赤ちゃんが不快です。
オムツを外すときに、テープの場所に跡がついていたらキツイというサインです。
オムツのテープは、指一本の隙間を空けるようにして止めてください。
オムツ漏れを防ぐ
オムツ替えをするときには、オムツ漏れを防ぐ充て方にする必要があります。
足の付け根部分に来るギャザーが内側に張り込んでいたり、丸まっていると股から漏れてきます。
しっかりギャザーは立てて外側に出すようにしましょう。
併せて、背中からの漏れを防ぐため、背中部分を長めにしてテープを斜めに張ると良いですよ。
オムツ替えの時に合わせてしてあげたいケアとは?
オムツ替えの時に同時に合わせてしてあげたいケアが以下の3つです。
- 保湿
- マッサージ
- コミュニケーション
保湿
オムツ交換の時には、保湿が必須です。
おしりふきで拭いた後、乾燥させて、ローションやクリームで保湿ケアをしましょう。
保湿ケアや、肌を洗う製品は、赤ちゃん用のものを使用することがおすすめです。
マッサージ
オムツ交換のついでにおなかのマッサージをして、便秘解消を促しましょう。
おなかに「の」の字を書くように、やさしくゆっくり回してマッサージしてあげます。
このマッサージは腸の動きを活発にすることと、赤ちゃんに気持ちよさを感じさせてあげられます。
コミュニケーション
オムツ替えの時に有効なケアとして「言葉かけ」です。
赤ちゃんはしゃべれなくても理解しています。
「気持ちよかったね」「すっきりしたね」と声をかける事で、そういう気持ちになります。ママやパパから優しい声で語りかけられると、赤ちゃんはとても嬉しいのです。
たくさん話しかけながらオムツ替えをしてあげてくださいね。
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