離乳食は食べれられる食品に制限があるので、同じようなメニューばかりになってしまいがちです。離乳食を始める理由はミルクでは補えなくなる栄養素を補うためです。
そのため、きちんと栄養が取れていて嫌がらずに食べてくれるなら同じものばかりでも問題はありません。
ですが、一番繊細な舌を持っている時期ですので、なるべくいろんな食品をあげたいところです。
そんなお悩みのママさんに2児を育てた私の経験から、同じようなメニューになりがちな時の乗り切り方を紹介していますので、ぜひ最後まで目を通して見てください。
離乳食を同じものばかり食べさせても大丈夫?
先に結論を言いますが、同じものばかり食べていてもOKです。離乳食を始める理由は、ミルクでは補えなくなる栄養素を補う目的があります。
ですので、考え方的には、
- 栄養素がきちんととれている
- 赤ちゃんが離乳食を嫌がらず食べている
とのことであれば、同じものばかりでも問題ありません。
そもそも同じものばかりになってしまうことの理由はだいたい下記の2点のどちらかでしょう。
- 赤ちゃんが偏食でそれしか食べてくれない
- ママが料理苦手でレパートリーを増やせない
私も2児を育てましたが、その時考えてた事を紹介しますね。
離乳食初期
食材をつぶしたものだけ食べさせる時期なので、おそらく初期には同じものばかり食べさせていると言う感覚はないでしょう。
ただ赤ちゃんの食べ方に偏りがあるなら、混ぜてしまってOKです。
離乳食中期
混ぜ粥になりがちな時期。混ぜ粥が悪いわけではありませんが、そうするとレパートリーが少なくなるわけです。
赤ちゃんがあまり食べないものを混ぜ粥にして、比較的食べられるものは副菜として出すと良いでしょう。
離乳食後期
このころが一番マンネリになり、レパートリーも同じになってきますよね。
- 米がゆ(5倍がゆ)
- おかず
- 汁物
これを1セットと考えましょう。その中に緑黄色野菜が1品、淡色野菜が1品、肉や魚が1品含めるということをまず決めてみます。
この頃から大人の食事の味付け手前で取り分けて、小さくしたり潰したりをしていくと手間も省けてきます。
離乳食を同じものばかりになってしまう時の対処方法や注意点とは?
離乳食が同じものばかりになる時の対処法と注意点を紹介します。
離乳食が同じものばかりになる時の対処法
離乳食が同じものばかりになる時の対処法をいくつか紹介します。
- 朝食だけは毎回同じにすると決める
- 食材で味付けの工夫をする
- 見た目、形を変えてみる
- 好きなものに混ぜ込む
- ベビーフードを使ってみる
朝食だけは毎回同じにすると決める
同じであることが悪いということではないので、朝食の一度を毎回同じものにしてもOKです。
大人でも朝は毎日食パンと目玉焼き、ご飯と納豆という同じセットが多いのではないでしょうか?ですので朝食だけは同じにすると決める事で気持ち的には楽になります。
食材で味付けの工夫をする
食材はそのままで味付けを変えてみる事で赤ちゃんが食べるようになるかもしれません。
牛乳ベースにしてみるとか、元々飲んでいたミルクを入れてみるとか工夫ができますので、味付けを変えてみましょう。
温めてみたり、冷たくしたものにしてみたりするのも良いですよ。
見た目、形を変えてみる
見た目や形を変えただけでも食べることがあるんですよ。
切り方を変更したり、潰してみたりという変化を起こしてみて再チャレンジしてみてください。
好きなものに混ぜ込む
赤ちゃんが何か嫌い、食べたくない食べ物などがあるのであれば、好きな食材と混ぜて、好きなものをちょっと多めに入れて混ぜ込んでみましょう。
ベビーフードを使ってみる
赤ちゃんの新鮮な感覚のためにも、ママ自身のための負担軽減のためにも、例えば毎食一品をベビーフードにする、もしくは昼食だけベビーフードにするというのもアリです。
今のベビーフードは栄養面も味もとても研究されて作られています。ベビーフードだから栄養が心配、手抜きと考えるのはもうナンセンスです!気にせずベビーフードを取り入れてみましょう!
離乳食が同じものばかりになる注意点
離乳食が同じものになること自体は悪くないけど、注意する点があるので注意点を紹介しておきます。
- 栄養の偏り
- アレルギーへの対応
- 偏食になる
一つずつ説明しますね。
栄養の偏り
単純に気になるのは栄養の偏りですよね。
離乳食は、ミルクから食べ物への変化に慣れるためなので、そこまで栄養の偏りを神経質にまでなることはありません。
少しづつ少量づつ変化を加えていくくらいの気持ちでOKですので栄養価は意識していくようにしましょう。
アレルギーへの対応
これが一番気になる点であないでしょうか?
実際に同じものをあげてばかりだとアレルギーになりやすいと言われているような文章はたくさんネットでも出回っています。
しかし、その根拠づけはありませんので同じものを食べ続ける事とアレルギーは離して考えても良さそうです。
偏食になる
好きなものを好きなだけ食べて、嫌いなものは食べないでいいとなると偏食の始まりになるかもしれません。
そして食わず嫌いと言う面もでてくるでしょう。ですので、このタイミングでいろんな工夫をしながらいろんな食材を試していくようにましょう。
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