離乳食の後期にさしかかった赤ちゃんにあげるバナナの適量は1回の食事あたり30〜40g程です。一般的なバナナは皮をむくと100g~150gほどですから1/3~1/4を目安にあげてください。
バナナは私たち大人にとってもそうですが、赤ちゃんにとっても栄養素が豊富な食材です。ぜひ積極的に離乳食に取り入れていきましょう。
特に便秘がちな赤ちゃんには食物繊維がたっぷりなのでおススメですよ!我が家も下の子が便秘がちだったので一生懸命バナナを上げてた記憶があります。
この記事では、2児を育てた私の経験から、
- 離乳食にバナナがおすすめの理由とは?適量はどのくらい?
- 離乳食後期のバナナのあげ方や注意したい事とは
- 離乳食にバナナを与える時の悩みや解決方法とは?
と言った内容をまとめてみました。ぜひ最後まで目を通して見てくださいね。
離乳食にバナナがおすすめの理由とは?適量はどのくらい?
離乳食にバナナがおすすめの理由は下記の6つとなります。
- 調理のしやすさ
- 離乳食後期なら赤ちゃんが自分で持って食べられる
- 食物繊維の豊富さ
- ビタミンB群の豊富さ
- 炭水化物が多いのでエネルギー源になる
- 甘味を加えなくても素材が甘い
バナナは、炭水化物やタンパク質の他、ビタミン、ミネラル、葉酸、食物繊維などバランスよく栄養素が含まれている優れている果物です。
大人にもとても良いものなので、離乳食にも積極的に取り入れたい一品です。
離乳食のバナナの量と与えられる固さ
離乳食初期
1食であげる適量:小さじ1
与えられる固さ:完全にすり潰す
離乳食初期といえば、まだミルク・母乳しか与えてない時なので、噛むという行為はもちろんできません。
ミルクのように「飲める」という前提ですり潰す状態にしておくことで、まず離乳食の「慣れ」を始めます。
離乳食中期
1食であげる適量: 20〜30g
与えられる固さ:舌ですぐに潰せるような状態
初期の離乳食をクリアしているので、ミルク・母乳の他の味は認識しています。
そして少し食感があることも理解しましたので、舌をつかって自分で潰すような段階にステップアップします。
まだ喉ごしやわらかいものにして喉に詰まらせないようにしておく段階です。
離乳食後期
1食であげる適量:30〜40g
与えられる固さ:歯茎で潰せる程度の硬さなのでそのまま食べてもOK
食感もだいぶ理解しているので、中期の段階で口の中で潰すということができています。
舌だけでなく、歯茎で咀嚼するという感覚もありますので、練習をしていく頃になります。
離乳食後期のバナナのあげ方や注意したい事とは
離乳食後期にバナナを与える際の注意点は下記の3つです。
- 赤ちゃんが食べやすいバナナの硬さや大きさにする
- 初めて食べる時はかかりつけの小児科医が空いている時にする
- 量やバナナをあげる頻度に注意する
それぞれ理由を説明します。
赤ちゃんが食べやすいバナナの硬さや大きさにする
離乳食後期の赤ちゃんはまだ食べ物を噛んだり飲み込んだりする力がありません。
硬かったり大きいバナナで、窒息や喉つまりの可能性があるので喉のつまらないような硬さ、大きさにしてあげてください。
離乳食後期であれば、はじめの頃はスプーンに乗るくらいの大きさ約5〜8㎜角の大きさです。
慣れて手づかみの練習に入る場合は、長さ約3〜5㎝の縦に1/4等分や、輪切りなど食べやすい大きさに切ると良いでしょう。
固さはそのままでもOKですが、食べづらそうにしているようであればフォークで刺して食べやすくしてあげてもOKです。
初めて食べる時はかかりつけの小児科医が空いている時にする
離乳食が後期に差し掛かっても初めてバナナを与える際は、何かあったときに医療機関へ受診ができる平日の午前中がおすすめです。
アレルギーや下痢、嘔吐などがあった場合即診察してもらえるようにしておきましょう。
量やバナナをあげる頻度に注意する
バナナは栄養も高いですが、甘さがあるため美味しいと感じた赤ちゃんはどれだけでも食べたがります。
しかし、赤ちゃんはまだ胃腸が未発達なので、下痢や嘔吐に繋がる恐れがあります。離乳食後期のバナナは、一日1食、小さじ1分にしておきましょう。
離乳食バナナレシピ
離乳食後期になるとバナナそのものをそのまま食べられます。
バナナオートミールおやき
材料:オートミール大さじ5、バナナ大1本、きな粉大さじ2、牛乳or豆乳or水大さじ1程度、オリーブオイル適量
作り方
1. 皮を剥いてラップでふんわりくるみ、レンジ600w50秒〜全体が柔らかくなるまでチンする。
2. バナナをビニール袋に入れて潰し、オートミール、きな粉、お好みで砂糖を入れて混ぜる。
3. 全体が柔らかいタネになるように牛乳(or豆乳・水)を加える。
4. フライパンに薄くオリーブオイルを引く。②のビニール袋を2mmくらい切って、500円玉サイズくらいに絞り出す。
5. 弱目の中火で両面焼き色がつくまで焼いたら完成!
バナナフレンチトースト
材料:食パン1/2枚、バナナ5cmくらい、卵黄1個分、牛乳30cc
作り方
1. バナナをつぶし、卵黄、牛乳をまぜてバナナ卵液を作る。
2. 食パンを一口サイズにカットして、1の卵液に浸す。オリーブオイルをひいたフライパンできれいな焼き色がつくまで焼く。
離乳食にバナナを与える時の悩みや解決方法とは?
離乳食にバナナを与える上で、今までの経験でママたちが抱えた悩みとその解決方法を調査してみましたので、Q&A方式で紹介していきますね!
Q:黒色のバナナって心配なんだけど、離乳食には使わないほうが良いの?
A:皮全体が黄色で黒い斑点が出ていると食べごろなんです。一番いい時なので赤ちゃんにも食べさせてあげてくださいね!
Q:離乳食後期なのですがバナナ1本毎日食べていますが大丈夫でしょうか?
A:1歳ぐらいで果物の目安量はバナナなら半分がおすすめです。 毎日1本はちょっと多いかな。お菓子を食べるよりはもちろん良いのですが、糖度も高いですからね。
バナナ半分とヨーグルトをプラスするというように他のものを混ぜたほうが良いです。
Q:虫歯が心配でお菓子や甘さのある果物をあげたくないのですが、あげないとだめ?
A:難しいところですが、あげないとダメなことはありませんよ。
ただ、いろんなものを食べて食の楽しみを知っていく段階なので、あげても良いかなと思います。
バナナは炭水化物やタンパク質の他、ビタミン、ミネラル、葉酸、食物繊維など栄養素豊富なので健康に良いですよね。
赤ちゃんの成長として、エネルギー源が多いことと、便秘予防にも良いです。
虫歯はたしかに嫌ですが、美味しいものをたべて食の楽しみをしって、しっかり歯磨きするというほうが良いのかなと思います
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