離乳食を全然食べてくれないのには必ず理由があります。
離乳食初期であれば、食べてくれない理由は主に下記の5つです。
- 離乳食をまだ食べられる時期ではない
- お腹が空いていない
- 食感や味が嫌
- 「押し出し反射」で吐き出してしまう
- ミルクや授乳がいい
離乳食中期には、食べてくれない理由は主に下記の4つです。
- 食べもののかたさや大きさが合っていない
- 味の変化がないので飽きる
- 好き嫌い
- おなかがいっぱいになっている
離乳食後期は中期の「かたさ、大きさが適していない」、「お腹がいっぱい」に加えて下記の2つが追加されます。
- 思うように食べられなくてイライラ
- 食べる事に飽きた
色々理由がありますが、どれも成長にともなった理由ですので、まずは小さくとも成長しているんだな!と我が子の成長を喜びながら対応してあげましょう。
それぞれ2児を育てた私の経験から、詳しく解説してみましたのでぜひ最後まで目を通して見てください。
離乳食初期に離乳食を全然食べてくれない時の理由と対処法
離乳食初期に関しては、ミルクから始めての「食べ物」になりますので、違和感は感じて当たり前ですよね。食べなくてもまずは慣れる事を意識して進めましょう。
離乳食初期に全然食べない理由
離乳食初期に食べてくれない理由は主に下記の5つです。
- 離乳食をまだ食べられる時期ではない
- お腹が空いていない
- 食感や味が嫌
- 「押し出し反射」で吐き出してしまう
- ミルクや授乳がいい
それぞれ解説していきますね。
離乳食を食べられる時期ではない
離乳食を始めるのは目安で月齢5.6ヶ月ということでそれに見合って始めているかと思います。
しかしそれはあくまでも目安であり、目の前の赤ちゃんの成長段階がまだ離乳食スタートに追いついていない可能性があります。
- 首の座りの安定
- ママが支えなくても10秒座っていられる
- 大人の食べ物に興味をもっている
- よだれが多く出てくる
このようなサインがあればスタートしても良いという目安があります。
対処法
赤ちゃんには個人差がありますので、食べない様子ならいったん中断してもう少し期間をあけて再スタートしても良いのです。
焦らず赤ちゃんの成長段階に合わせて進めていきましょう。
おなかが空いていない
刺激を受ける事がなかったり動いてなかったりであまりお腹が空いていない可能性があります。
単純に大人と同じでおなかが空いていないから食べたくないと言う理由ですね。
対処法
散歩や遊びなどで刺激をたくさん与えてあげてください。
離乳食を昼食にしているなら午前中はいっぱい刺激を与えてあげてくださいね。
もうひとつは、離乳食を朝ごはんに変えてみるなどタイミングの工夫もアリです!
食感や味が嫌
離乳食を始めたばかりで口にいれるものに違和感を持っています。
今までミルクなので仕方がないですよね。
食感や味で苦手なものがある、もしくは離乳食の食感や味に慣れていないので食べないと言うことがあり得ます。
対処法
これは慣れしかないですね。
この初期は使える食材がかなり少ないので、硬さを変えたり温度を変えたりと工夫をしてみてください。
「押し出し反射」で吐き出してしまう
#いっちゃん離乳食 4日目
10倍粥 小さじ2 完食食べたいのに押し出し反射しちゃうから変な顔してた( ˙൧̑ ˙` ) pic.twitter.com/JIWdWh5Xfm
— ぼっ子®️3y girl (@bocco_desu) November 12, 2019
「押し出し反射」はこの離乳食初期のころによくある現象です。
ミルクのように吸えないものが口の中に入ってきた時に、反射的に口の外に押し出してしまう現象の事を言います。
これも慣れていない故に起こる現象ですね。
対処法
スプーンをあまり口の奥に入れすぎないようにしてください。
口の手前くらいにおいて赤ちゃんが自分からスプーンを入れに来るくらいがちょうどよいです。
ミルクや授乳がいい
生まれてからここまでずっとミルクや授乳だったので、やっぱり慣れ親しんだミルクや授乳が良いと思っていることがあります。
思いのほか安心感があったことと、ルーティンだったので初めての環境になかなか慣れていないということですね。
対処法
一旦離乳食を中断して様子をみる、もしくは離乳食後に授乳のサイクルを作れば食べてくれる可能性もあります。
離乳食がはじまってもミルクを欲しがる時、初期の段階は欲しがるだけあげてください。
離乳食中期に離乳食を全然食べてくれない時の対処法と理由
離乳食の中期には慣れてきている分好き嫌いや好みも出てきます。
使える食材も増えますので工夫もたくさんできるようになります。
離乳食中期 全然食べない理由
離乳食中期に食べてくれない理由は主に下記の4つです。
- 食べもののかたさや大きさが合っていない
- 味の変化がないので飽きる
- 好き嫌い
- おなかがいっぱいになっている
離乳食中期は使える食材の工夫と離乳食の回数、タイミングなどの様子見をしてみましょう。
食べもののかたさ大きさが合っていない
離乳食中期になると、柔らかい固形は食べられるようになる子もいます。
あまり大きくてそれなりの固さがあると喉の詰まりも危険ですし、歯がまだ未発達なので噛む力もなく呑み込むのも辛いのです。
しかし、それは赤ちゃんで個人差があるので、赤ちゃんに合わせてあげてください。
対処法
柔らかめを意識してつくることと、大きそうだと思えば小さく刻んであげましょう。
様子を見ながら食材によって対処してあげると良いですよ。
味の変化がないので飽きる
離乳食にも慣れてきたものの、味の変化がなく飽きてきていて食べないと言うこともあり得ます。
中期なので使える食材が増えているのですが、どうしてもルーティンになるため飽きてしまうのです。
対処法
ママに負担にならないなら、離乳食専用の本などを購入して調理法、味付け方などの工夫をしてみましょう。
もし負担になるようであれば、市販の離乳食を一食つかってもOKです。
とても栄養を考えて作られていますし赤ちゃんが好きな味になっています。
どれか一食を市販にする、一品を市販にするなどの工夫をしましょう。
好き嫌い
離乳食中期ごろに好き嫌いがでてきます。
明らかにこの食材だけはたべないという好き嫌い。
でもこれも味覚が発達している成長の証ですよね。
対処法
嫌いな食材の調理法を変えてみたり、嫌いな食材は潰してたもので混ぜ込みに使うなどの工夫をしてみましょう。
子どものように、にんじんは食べられないけどスープに混ぜていたらいつのまにか食べたというような例を赤ちゃんにも試してみましょう。
おなかがいっぱいになっている
これは初期と同じでお腹がいっぱいなので食べれない、食べたくないということですね!
対処法
離乳食中期の頃の赤ちゃんは、けっこう遊べますよね。
遊び時間には思い切り疲れるまで遊ばせ刺激をたくさん与えてお腹を空かせるような工夫をしましょう。
離乳食後期に離乳食を全然食べてくれない時の対処法と理由
離乳食後期になると、自我が芽生え、自分で食べたいのにうまくいかなくてイライラ、食べるより遊びたい!など意思がある行動で食べないことが目立ち始めます。
離乳食後期 全然食べない理由
離乳食後期に食べてくれない理由は主に下記の4つです。
- 食べもののかたさや大きさが合っていない
- おなかがいっぱいになっている
- 思うように食べられなくてイライラ
- 食べる事に飽きた
「食べもののかたさや大きさが合っていない」「おなかがいっぱいになっている」に関しては初期中期を同様なので、同じ対策を実行してみてください。それ以外の2つを説明していきます。
思うように食べられなくてイライラ
手づかみで食べたい、自分でスプーンを使って食べたいなど自分でしたいようにして食べたいのですが、まだうまくできなくてイライラして食べないという気持ちに繋がっていきます。
食べなくて困りますが、これも赤ちゃんの成長の証ですね。
対処法
ゆっくり教えながら時間をかけて食べましょう。
時間をかけてといっても長くて20分前後です。
スプーンで食べる姿を横でママが見せてあげるなどお手本を横でしてあげると覚えやすいですよ。
食べないことより、食べる事が楽しいと思える時間を意識しましょう。
食べる事に飽きた
食べる事に飽きた、遊びたいから食べたくないということで、遊び食べをしたり、食べないで遊びに行ってしまったり。
これは多くのお子様が通る道ですし、後期から始まり2.3歳になっても続きます。
対処法
離乳食の時間は20分前後にしておきましょう。
時間を過ぎたら終了にして、フォローアップみるくや捕食で補えばOKです。
集中力がないので時間をかけすぎても意味がありません。
コメント